不動産投資本における良書の見分け方を発見した
本屋で山のように売られている不動産投資本。
「不労所得で働かずに生きたい」という願望を
社会人がどれだけ持っているかの証左と言えるだろう。
これだけ沢山あってはどれが役に立つのか非常に分かり難いのだが、
何十冊か読んだ辺りでようやく良書かゴミかの法則が見えてきた。
今回はこの法則についてまとめてみた。
良書を見分けるための法則
結論からいうと、私の判断基準は
「不動産売却のノウハウがしっかり書かれているか否か」。
不動産投資本を何でもいいから読んでほしい。
どの本も、物件の購入について体験談等でめっちゃ細かく書いてると思う。
買った後の管理についてもまた然り。
しかし売却についてはどうか?
何も触れていないことが多いのではないか。触れていたとしても
1~2頁の毒にも薬にもならない事が書いてあるんじゃないか?
ちょ、待てよと。一生所有しろってことかよと。
売却は購入・維持管理と並ぶ重要ポイント。
ここをスルーする不動産投資本は信用するにあたわず、ということだ。
では売却の何が重要なのか、自分の考えを次項に載せる。
売却はなぜ重要なのか
何故かというと、そこで初めて利益が確定するから。
一旦話は逸れるが、不動産投資本には著者の体験談として
以下どちらかが書いてあることが多い。
①グロス利回り
例)1,000万で物件購入、家賃年間100万貰ってるから利回り10%
②ネット利回り
例)1,000万で物件購入、家賃 - 経費等で年間100万残るので利回り10%
どちらの利回りが正確か?
私の認識ではどちらも正確じゃない。
何故なら①も②も確定した利回りではないからだ。
利回りが確定してないってどういうこと?
②を見たら、「利回り10%結構いいじゃん!」と思うだろう。
しかし、この考えは物件が同価格で売れることを前提にしている。
もし10年後に500万円でしか売れなかったら?
総利益 = -1000万円 +(100万円×10年)+ 500万円
= 500万円
これを10年で割ると50万円。結局利回り5%だったことになる。
※税金その他ガン無視してます。
真の利回りは物件を売却することで初めて確定する。
そのため何時・いくらで売るかは非常に重要なポイントとなる。
これが投資本に売却のことが記載されているべきと認識する理由だ。
何故投資本は売却をスルーしがちなのか
これがわからない。
実は不動産投資家共通の常識とかがあって、
書くまでもないことだったりするんだろうか。
ただちゃんと触れてる本もあり、その場合は新しい発見のある良書
であることが多かった。あと「この本はお金の借り方だけ書きます!」
みたいな一点突破の本は、特に気にせず読んでOK。
法則言われても、買うまで中身わからないんだが
図書館で借りる。古くても内容変わらないから。
(バブル前レベルだったら流石にやばいかも)
まとめ
不動産投資本を読むならば、目次で「売却」「出口戦略」の小題が
あるものを選ぼう。それは良書で間違いない!!
とまでは言わんけど、多少はその確率を高めてくれるはずだ。