これで老後も安心?自営業の年金制度まとめ
自営業がもらえる年金、大体月6万円。
これ生活するの絶対無理でしょ…
という訳で、老後の蓄えをしつつ掛け金で節税もしてしまおう
という目論見のもと、自営業が入れる年金制度について調べてみた。
前回の記事
thriftinstitution.hatenablog.com
年金制度について
まず驚いたのは、けっこう種類あるなってこと。
概要は以下。
年金制度 | 掛け金(最大) | 保証 利回り |
引出可能 時期 |
所得 控除 |
|
月 | 年 | ||||
国民年金 | 16,410 | 196,920 | - | 65歳 | 対象 |
iDeco | 計68,000 | 計816,000 | - | 60歳 | 対象 |
国民年金基金 | 1.5% | 65歳 | 対象 | ||
小規模企業共済制度 | 70,000 | 840,000 | 1.0% | 65歳 | 対象 |
参考:積立NISA | - | 400,000 | - | 自由 |
対象外 |
また、それぞれ気になった点を次項に載せる。
国民年金
・これに入らないと、iDecoや国民年金基金を利用できない!
・付加年金(月400円)を追加で払うと、給付額が増える。
・付加年金と国民年金基金は同時加入NG。
・付加年金とiDecoは同時加入OK。(なんで?)
iDeco
・国民年金基金と並行運用可能。ただし2つの掛け金合計額が決まっている。
・掛け金で自由に投信買ったりできる。
国民年金基金
・掛け金の運用は、基金任せ。
・その代わり、利回り1.5%が保証されている。
・保証利回りは着々と下がってる(昔は 5.5%!)
小規模企業共済制度
・掛け金の運用は、基金任せ。
・その代わり、利回り1.0%が保証されている。
・保証利回りは着々と下がってる(昔は6.6%!)
参考:つみたてNISA(年金ではない)
・いつでも引き出せる。
・掛け金は所得控除されない。
どれがいいの?
国民年金は義務だから払うとして、
最初の悩みどころはiDecoと国民年金基金、どちらを使うか。
iDecoと国民年金基金
これは当人が安全志向かどうかによるだろう。
というのもiDecoには元本割れがあり得るが、国民年基金にはそれがない。
利回りが低いながら保証されているので、安全第一なら後者がよさそう。
ただ気になるのは、国民年金基金は利率が下がり続けてること。
流石に1%切るようだったら、他の運用考えたほうがいいんじゃ?
付加年金がすごくお得
付加年金はとても美味しいから入っておきたい。
普通の年金(満額収める場合)
支払:月15,000円強
給付:月60,000円強(約4倍)
付加年金(30年収める場合)
支払:月400円
給付:月6,000円(約15倍)
まあ金額が低いってのはあるけど、2~3年で元を取れるのは凄い。
利回り30~50%ってことか?
小規模企業共済制度は?
利率が国民年金基金より低いので、優先度は低いと言える。
それでもまだ金が余るようならこれに入るってのが妥当だろう。
まとめ
自営業が入れる年金についてまとめてみた。
節税しつつ、さらに資産形成も可能であるため、
ぜひとも加入しておきたい。