面倒でない節約生活

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積立投資でおすすめの証券会社を調べてみた

thrifじinstitution.hatenablog.com

 

前回記事を書いていて生じた疑問がある。

それは「積立投資で一番お得な証券会社はどこなのか?」ということだ。

まあ私は既に楽天証券で始めてしまっているのだが…

 

今回は証券会社の比較を行い、一番のおすすめを決めたいと思う。

 

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証券会社選びで大事なこと

大事なことは何よりもコストだと思う。

何故なら、確かチャールズ・エリスが言っていたことだが、

投資家が将来を予測する上で唯一確実なことがコストだからだ。

唯一明らかな部分に注力せずにどうするというのか?

 

という訳で、リアル店舗の証券会社や銀行はこの時点で排除される。

コストの最も安い、ネットの証券会社が妥当だろう。

 

コストが安い会社はどれ?

私が買っているのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」なので、

これを基に比較を行う。

 

比較対象

その辺のHPのネット証券会社ランキング上位を対象とした。

SBI証券

松井証券

マネックス証券

カブドットコム証券

楽天証券

 

比較結果

どれも変わらん。

買付手数料無料だし、信託報酬コストも当然同じくらいだし…

つまり、上記の会社いずれもコストに差はなかった!終わり。

 

コスト以外での比較

終わりかと言うと当然そんなことはなく、調べているうちに

会社間の大きな差別化要因を発見した。それは投資特典だ。

 

具体的に言うと、投資信託購入によりポイントをもらえる仕組みが

会社によっては存在するようだ。

コストに差がない以上、このポイントを一番貰える会社こそが

おすすめの会社と言えるだろう。

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の購入を前提として、各社特典を以下に示す。

①購入金額に対してポイント付与

 ・楽天証券1%

 

②残高に対してポイント付与

 ・SBI証券    :0.05%

 ・松井証券     :対象外

 ・マネックス証券  :0.03% 

 ・カブドットコム証券:対象外

 

どうもインデックスファンドはポイント対象外とされることが多いようだ。

この数字から、①楽天証券と②SBI証券の一騎打ちとしていいだろう。

 

では実際にどれくらいのポイントが貰えるのか?

計算結果を示す。

 

前提条件

毎月3万円を30年間積み立てる。(利回り5%)

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獲得できるポイント

楽天証券楽天ポイント

  元本10,800,000円 × 1% = 108,000円

 

SBI証券(Tポイント)

年数 残高 ポイント 年数 残高 ポイント 年数 残高 ポイント
1 ¥369,677 ¥185 11 ¥5,251,927 ¥2,626 21 ¥13,204,597 ¥6,602
2 ¥757,839 ¥379 12 ¥5,884,201 ¥2,942 22 ¥14,234,505 ¥7,117
3 ¥1,165,408 ¥583 13 ¥6,548,088 ¥3,274 23 ¥15,315,907 ¥7,658
4 ¥1,593,355 ¥797 14 ¥7,245,170 ¥3,623 24 ¥16,451,380 ¥8,226
5 ¥2,042,701 ¥1,021 15 ¥7,977,106 ¥3,989 25 ¥17,643,626 ¥8,822
6 ¥2,514,513 ¥1,257 16 ¥8,745,638 ¥4,373 26 ¥18,895,485 ¥9,448
7 ¥3,009,916 ¥1,505 17 ¥9,552,598 ¥4,776 27 ¥20,209,936 ¥10,105
8 ¥3,530,089 ¥1,765 18 ¥10,399,905 ¥5,200 28 ¥21,590,111 ¥10,795
9 ¥4,076,271 ¥2,038 19 ¥11,289,577 ¥5,645 29 ¥23,039,239 ¥11,520
10 ¥4,649,762 ¥2,325 20 ¥12,223,733 ¥6,112 30 ¥24,560,935 ¥12,280
                 
              10年合計 ¥11,855
              20年合計 ¥54,414
              30年合計 ¥146,987


※Tポイントは、さらに1.5倍にすることも可能 

thriftinstitution.hatenablog.com

 

比較結果

ポイントを多く得ることができるのはSBI証券であることが分かった。

 

ただし、投資期間によって結果が異なることも留意する必要がある。

例えば投資期間を20年とした場合、楽天は72,000円、SBIは54,414円であり

前者が上回る。(25年が結果逆転の分かれ目)

 

超長期ならSBI証券、そうじゃなければ楽天証券と判断するのが良いかと思う。

まあ超長期を見据えない積立投資などありえんが…

 

また、SBI証券は「残高にポイント付与」という特性上、

投信が値下がりすればポイントも当然目減りすることになる。

安定最優先とするならば、ポイント固定の楽天証券もありだろう。

  

まとめ

長期間積立投資をするならば、ポイントを沢山もらえるSBI証券がおすすめ。

楽天証券で買う前に調べておけば…

楽天ポイントを貯めることが出来るのでまあいいか)