「となりの億万長者」で学ぶ子育ての心構え
節約家のバイブルともっぱらの噂である
「となりの億万長者 成功を生む7つの法則」。
この本を読んで私が一番ハッとしたのは、
自分のお金に対する心構えが子供の人生にも影響を与える、
という点だ。
今回はその心構えについてまとめてみた。
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心構え1 子供に経済的援助をしてはいけない
子供に経済的援助をし続けると、子供は最終的にろくでなしと化す。
要約するとこんなことが書かれている。
どういうことか?まず、本書が繰り返し主張している内容に以下がある。
親は強い子供をより強く、弱い子供をより弱くしてしまう傾向がある。
そんな馬鹿なという話だが、本書に具体例が提示されている。
あなたが親だとしよう。一番上の子は小さいときからしっかりしている。他人に頼らず、ものごとを途中で放り出さず、自制心がある。本能的にあなたはその子の独立心を尊重し、あまり口出ししないようにするだろう。その分、他の子供にああしろ、こうしろと世話を焼くだろう。さあ、その結果はどうなるか。
口出しされ続けた子供は主体性のない大人になってしまうとのことだが、
これは確かにあると思う。何故なら私がそうだから。(矯正に10年かかった)
で、これがお金の話になるともっとヤバイ。
中・上流の暮らしができなくなってしまうと心配して、親は子に経済的な援助を与える。おかげで、金持ちの親を持つお坊ちゃまやお嬢ちゃまは、あたかも収入がたくさんある中・上流階級の一員のようにふるまう。
(中略)
彼らは親の経済的援助のおかげで、ある一つの法則をしっかり身につけてしまう。それは自分で稼ぐより他人の金を使う方がずっと簡単だ、という法則である。
その後、親と自分の財産を同一視しはじめ、最後には親の遺産を当てにする。
=いつまでも自立出来ないろくでなしが出来上がる。
という訳で、子供の自立心を促すならば安易にお金をあげてはいけない。
※本書を読んだ際、成人後に小遣い貰ってる奴なんているか?と思ったが、
「働いてるのに仕送り貰ってる」「親の会社に勤めてる(謎の高給)」
とかは普通にいそうだな、と考え直した。
心構え2 節約に励む姿勢を子供に見せる
お金を渡しちゃダメなのはわかったけど、それじゃあ子供に何をしてやれば
いいのか?本書には続きが書かれている。
私たちは、お子さんたちに倹約のしつけをすることが一番です、と答えるようにしている。倹約の大切さを教え込まないと、お金を使いまくり、親からお小遣いをもらわなければやっていけなくなってしまう。
自分自身をコントロール出来るように教育せよ、ということなのだが
それをどうやって教えるかについては以下のように示されている。
うちの子供たちはみんな自己管理のできる倹約家に育ってくれました。ルールをきちんと守ってね。なぜかというと、親がそうしていたからです。言葉だけでは子供たちは言うことをききません。行動で示さなくてはね。
結局、親の背を見て子は育つということだろう。
まとめ
子供にお金を与えることで、経済的な自立の手助けになると考えてはいけない。
本当に自立させたいならば、自己管理できている親の背中を見せるべし。